2014年6月17日火曜日

5. RLV機能とは?

RLV機能とは、2007年に作られたRestrained Love viewerというSLビューアーが発明(?)した機能です。ビューアーの名前を略して、RLV機能と呼ばれています。
Collarの機能だけでも彼は彼女を鎖で引っ張ったり、アニメで動かしたり出来ますが、それはSecondLifeの標準的なスクリプトの機能で出来ることです。

RLV機能を使うと、標準のSL機能で出来ないようなことを彼女にさせたり禁止したり出来るようになります。

まずは、どういうことが出来るのかを一通り紹介します。


<禁止できること一覧>

彼は彼女が以下のことをするのを禁止することが出来ます。

Map/TPメニュー


  • LMを使ってTPすること
  • SIMと座標を指定してTPすること
  • 誰かから送られたTPに応じてTPすること
  • マップを表示すること
  • ミニマップを表示すること
  • 現在SIMと座標を知ること

Miscメニュー


  • 他人の名前を知ること
  • 飛ぶこと
  • 1.5m以上離れたオブジェクトにタッチすること
  • オブジェクトを編集すること
  • オブジェクトをRezすること
  • インベントリーを開くこと
  • ノートカードを見ること
  • スクリプトの中を見ること
  • テクスチャーを見ること
  • HUDが表示するテキストを見ること
  • オブジェクトが上に表示するテキストを見ること
  • Collarが上に表示するテキストを見ること

Sitメニュー


  • オブジェクトに座っている状態から立つこと
  • オブジェクトに座ること

Talkメニュー


  • ローカルチャットにしゃべること
  • ローカルチャットで叫ぶこと(禁止されると叫ぼうとしても普通のチャットになる)
  • ローカルチャットでささやかずしゃべること(禁止されるとささやくしか出来なくなる)
  • 他人とのIMを開始すること(禁止されるとIMウィンドウを新たに開けなくなる)
  • 他人にIMに発言すること(禁止されると発言の度に自分と相手に「ブロックされた」と表示される)
  • 他人のローカルチャット発言を見ること(禁止されると相手の発言が...と表示される)
  • 他人からのIM発言を見ること(禁止されると発言の度に自分と相手に「ブロックされた」と表示される)
  • 他人のローカルチャットの/me発言を見ること(禁止されると相手の発言が...と表示される)



<強制できること一覧>

彼は彼女に以下のことを強制的に行えます。


  • 彼がTPを送ると彼女は自動的に彼の所にTPさせられる
  • 近くのオブジェクトに座らせる
  • 座っているオブジェクトから立たせる
  • 衣服を脱がせる
  • 装着しているオブジェクトを取り外す
  • 衣服を脱げなくする
  • 装着しているオブジェクトを取り外せなくする
  • 衣服やオブジェクトを装着させる


<リレー機能>

彼が彼女を操作するだけじゃなくて、スクリプトに彼女を操作させることも出来ます。
これをリレー機能と言います。スクリプトと彼女の間を中継して操作する機能です。
いろいろなBDSM器具が、リレー機能を使って彼女を操作します。例えば一度座ると立てなくするとか。

<RLV機能を使うには?>

RLV機能を使うには、RLV機能を持ったビューアーを使う必要があります。今ではRestrained Love viewer以外にも多くのビューアーが使えます。ビューアーの一覧は、http://www.opencollar.at/rlv.html にあります。
彼女は、これらのうちのどれかを使ってください。私はFirestormを使っています。
なお、彼は標準のビューアーでもかまいません。

Firestormビューアーで、RLV機能を使うには、環境設定画面のFirestormタブの「他のビューワからのリモートコントロールを許可する。(RLVa機能)」というチェックボックスるをオンにして再起動します。その他のビューアーでも同じような設定があるはずです。









2014年5月25日日曜日

4. 見た目の変更とロック


メインメニューを出して、[Appearance] をクリックします。Collarの位置や外見の変更です。
こういうメニューが出ると思いますが、Collarのデザインによってメニューボタンの内容が異なる可能性があります。

<表示・非表示>

[Hide/Show] をクリックすると、Collarのパーツを非表示にしたり、また表示させたりが出来ます。Collar全体を見えなくする、つまり、Collarを付けていることを隠すことも出来ます。

<色の変更>

[Color] をクリックして、Collarのパーツの色の変更が出来ます。どのパーツの色を変えるのかをまず選択して、その後、色の指定です。色は、[Shades] [Bright] [Soft] に分けられて、それぞれ何色もあります。
パーツの名前がわからないときは、[*Touch*] を選ぶと、Collarのパーツをタッチクリックして選ぶことが出来ますが、タッチが難しいので選ばない方が良いかと思います。

[FloatText] というボタンが表示される場合は、後で説明するTitlerというアドオンの機能で表示される文字の色を変更できます。

<表示の固定>

[LooksLock] のチェックボックスをオンにすると、彼女が自分でCollarを非表示にしたり色を変えたり出来なくなります。彼女が恥ずかしがってCollarを隠すのを禁止したいときにはオンにするといいでしょう。

<位置・サイズの修正>

[Position] [Rotation] [Size] は、そのままCollarの位置を変えたり回転させたりサイズを変更したりして、彼女の首にぴったりにすることが出来ます。

<ロックする>


メインメニューの [Lock] をクリックすることで、Collarをロックつまり鍵を掛けた状態にすることが出来ます。私が以前使っていたCollarだと、ロックされたCollarを外すと、彼にメッセージが届いたのですが、OpenCollarにはそういう機能が無いようです。

なので、後で説明するRLV機能とと組み合わせないと意味がありません。RLV機能を使っているときにロックすると、彼女はCollarを外せなくなります(Collarをクリックしても、「取り外す」というメニューが出なくなります)。

2014年5月17日土曜日

3. アニメーションを使ってみよう

RLVの機能を使わない範囲で出来ることは、前回の鎖でつなぐ以外だと、アニメーションです。
メニューの [Animations] をクリックします。

アニメーションには、大きく分けて、[Pose] 彼女のポーズ指定、[Couples]彼と彼女二人でのポーズ、[AO Menu] AOツールを使う、の3つがあります。


<ポーズ>


4ページあります。上2行がアニメーション(ポーズ)の名前です。クリックして彼女がどんなポーズをするか試してみましょう。エロいポーズもありますが、ほとんどは服従を表すポーズです。

Collarの中身に、アニメーションを追加すると自分でアニメーションポーズを増やすことも出来ます。メニューに自動的に追加されます。もっとエロイポーズを増やすといいですね。

↑と↓のボタンはアニメーション時のアバターの位置調整用です。1つ前のメニューで、[HeightFix] のチェックをオンにしたときだけ現れます。


<カップルアニメーション>


カップル用のアニメーションは、6つ登録されています。
例えば [hug] をクリックすると相手を選ぶダイアログが出て、ハグの相手をクリックするとその相手にアニメーション許可のダイアログが出ますので、許可するとハグが行われます。
事前に、近づいて向き合ってないと、お互いにあさっての方向を向きながらハグすることになってしまいますので注意です。

これも、アニメーションを中身に追加して、設定ノートに書き加えることで増やすことが出来ます。
詳しくは、http://www.opencollar.at/animations.html を見てください。

[TIME] は、そのアニメーションを何秒間し続けるかです。長いキスをしたいときなどは変更してください。


<AOメニュー>


AOの使い方は、何らかのAOツールを使ったことがあるとわかると思います。
そうでないと、ちょっと簡単には説明できないので、近くの人に「AOって何?」と聞いてください。

AOメニューを使うには、彼女が OpenCollar Sub AO というHUDを装着している必要があります。OpenCollarと同じく、Temple ( http://maps.secondlife.com/secondlife/Glint/44/75/45 ) で配布されています。入手して、装着してください。

AOのセットは、[Load] ボタンで切り替えることが出来ます。
セットは5種類用意されていますが、もちろん、普通のAOツールと同じく追加できます。

Crawl・・・・四つん這いで這う
Default・・・・女性用
Male・・・・男性用
Pony・・・・ポニーガール用
Worm・・・・虫のように這う

彼女が操作するときは、AO HUDのボタンをクリックしてもいいです。


<その他の機能>


アニメーションメニューの上の3つのボタンの説明です。チェックボックスになっているので、押す度にオンとオフが切り替わります。

[AnimLock] 彼が設定したアニメーションを彼女が取り消せなくなります。
[Posture] 頭を上向きに固定します(とマニュアルには書いてあるのですが違いがわかりません)。
[HeightFix] ポーズアニメーション時のアバターの位置を上下に調整できるようにします。



2014年5月14日水曜日

2. オーナー登録して鎖でつながれてみよう

基本がわかったところで、実際にやってみましょう。

いちいち、「Collarを付けた人」と書くのが面倒なので、Collarを付けた人を「彼女」と書くことにします。また、操作する人を「彼」と書きます。別に、女性は男性に従うべきとか言う主張ではありませんが、甲・乙だと気分出ないので。

<オーナー登録>

彼女がまずメニューを出します。このとき彼が近くにいる必要があります。メニューが出たら、[Access] を押します。

次に、左上の [Owner] を押します。

すると、彼の名前がボタンに表示されるはずなので、それを押します。これで、彼をオーナーに設定できました。
彼のローカルチャットウィンドウには、こう出ます。
You have been added to the owner list on 彼女の名前's collar.
For help concerning the collar usage either say "<prefix>help" in chat or go to
http://www.opencollar.at/user-guide.html .

他には、[Public] を押してチェックをオンにすると、誰でもメニューやコマンドを使えるようになります。また、[Group] を押してチェックをオンにすると、押したときのグループを記憶して、そのグループタグを付けている人がメニューやコマンドを使えるようになります。グループ無しの状態で、[Group] を押すと、結果的には [Public] と同じ事になってしまいます。

ここに書いていいかどうかわかりませんが、オーナーを削除するときは、[Reset All] ボタンを押します。すると、彼のローカルチャットウィンドウには、こう出て、彼女が逃げたことがわかります。
彼女の名前 has run away!


<鎖でつなぐ>

今度は、彼が操作します。メニューを出して、[Leash] を押します。

次に、[Grab] を押します。grab は「つかむ」という意味です。

すると、彼女のCollarから彼の手に鎖が伸びます。彼が歩くと、それに引きずられて彼女も移動させられます。彼女は歩かなくてもいいので、楽ですw
壁の多い場所とかだと、壁に引っかかってしまうことがあるので、注意です。

鎖を消すのは、[Unleash] です。

あと、[Length] で鎖の長さを変えられます。
他のボタンはそのうちに説明します。あるいは、色々試してみてください。

2014年5月13日火曜日

1. Collarの基本

<誰がCollarを操作できるのか>

Collarは自分で操作することも出来ますが、普通は他の人が使って、付けている人を操作します。

他人が使えるようにする方法は、3つあります。
1.オーナーにする。
つまり、ある人をCollarを付けている人の所有者にします。オーナーには、プライマリオーナー(正オーナー)とセカンダリオーナー(副オーナー)があり、セカンダリオーナーは出来ることは少し制約があります。

2.グループに対して操作を許可する。
指定したグループのタグを付けている人であれば誰でもCollarを操作できるようになります。

3.誰でも操作できるようにする。
オープンアクセスと言います。誰でもCollarを操作できるようになります。

<どうやってCollarを操作できるのか>

操作する方法は2つあります。

1.メニューでの操作
2.チャットコマンドでの操作

メニューを出す方法も2つあります。一つは、Collarをタッチすること。でもこれはCollarの形によっては難しいかもしれない。普通はチャットコマンドでメニューを出して、メニューを出した後はメニューで操作すると言うことが多いのではないかと思います。

Collarのマニュアルを読んでいると、<prefix>というのが出てきます。prefixというのは日本語では接頭辞と言うようです。頭文字みたいなもの。これをチャットコマンドで使います。

<prefix>は名前から取った二文字になります。Kittie Haxのような名字がある人は、それぞれの頭文字を小文字にしたものです。私の場合は、kh が<prefix>になります。名字のない人は、Residentというのが名字になるので、Hanako さんだとすると、hr が<prefix>になります。

近くにCollarを付けた人がたくさんいるとき(そういう場所はアダルトエリアだとよくあります)、人によってprefixが違うので、人を指定してコマンドを送ることが出来るわけです。でも頭文字が同じ人がいると、意図しないでその人にもコマンドが送られてしまうことになります(その人の操作権をあなたが持っていればですが)。

チャトコマンドでメニューを出してみましょう。
オープンチャットで、<prefix>menu と発言してください。あるいは、チャネル1を使って、/1<prefix>menu でもかまいません。チャネルを使うと他の人にあなたがコマンドを打ったことを知られずにすみます。
私(Kittie Hax)のメニューを出したいときは、/1khmenu ということになります。

使うことがあるかどうかわかりませんが、複数の装着者に同時にコマンドを送ることも出来ます。
/1*menu で、あなたが操作権限のあるすべてのCollar装着者のメニューを出せます。自分がCollarを付けていると自分にもコマンドが送られますが、/1#menu だと自分が除外されます。

2014年5月12日月曜日

0. 始めます

SecondLifeのOpen CollarとかRLVとかについて書いていこうかと思います。

必ずしも、BDSM系の人だけじゃなくて、普通の恋人同士でも使える機能はあると思いますよ。

Collar(首輪)は、私がSLを始めた2007年6月にはもうありました。いろいろな種類がありましたけど、現在ではほとんどの人が使っているものが、Open Collarという種類のCollarです。スクリプトの内容が公開されていて、自由に使えるので、本家以外でもCollarや類似の器具を作ってそのスクリプトを入れているケースもあります。使い方は基本は同じです(外見を変える機能はCollarの形によって違いますが)。

本家Open Collarの配布場所は、http://maps.secondlife.com/secondlife/Boulevard/50/211/23
 で、Templeと呼ばれています。

Collarの基本機能は、他人(特定の人または不特定の人)が、Collarを付けている人に
・鎖(leashといいます)でつなぐ、鎖で引っ張る
・アニメーションをさせる(一人用、ペア用・・・ハグやキス)
・AOを設定する
等が出来ます。

また、Appsというアドオンで、
・アバターの頭の上に文字タイトルを表示する
・テレポートしたら通知する
などが出来ます。

付けている人が、RLVという機能を持ったビューアー(例えばFirestrom)を使っていて、RLV機能をオンにしているともっといろいろなことが出来ます。

Open Collarの公式サイトは、http://www.opencollar.at/ で、英語ですけどマニュアルがあります。